PONOPONOとは

PONOPONOとは、ハワイ語で福祉、幸福、豊かさ、を意味します。
わたしはこの言葉に、動物福祉の向上を目指すという思いをこめました。
コンパニオンアニマルたちは、自分で飼い主を選べません。
いまの飼い主がすべてです。
だからこそ、快適で幸せな毎日を過ごさせてあげたい。
それは人間に課せられた義務でもあります。

PONOPONOでは、アニマルライツ(動物の権利)を尊重した犬育てのしかたをアドバイスしています。
「動物の権利」というと、日本ではなじみがない言葉ですが、1978年に『動物の権利世界宣言』(ユネスコ)が出されていますし、また動物倫理学という学問分野ではすでに受け入れられている考え方です。
動物たちは尊重され、大切に扱われなければならないというのは、もはやグローバルスタンダードといえます。

わたしは権利主体である動物を、人間ののために利用してはならない、言い換えれば動物を手段化してはならないという立場から、厳格なヴィーガン・ベジタリアンになりました。
動物との共生』と、肉食、実験、使役、娯楽や癒しなどのための利用は、相容れないと考えます。
それは犬や猫などのコンパニオンアニマルについても同様です。

PONOPONOは、こうした考えを、動物との接し方において実践します。
飼い主さんに、動物の立場や気持ちを尊重するようになっていただくのです。
人間社会に一方的に合わせるように、人間にとって都合のいい行動を教えることを目的とする従来の「トレーニング」や「しつけ」とは根本的に発想が違います。